クオリティーは必須条件?

今週火曜日夜の事、なんといつも愛用しているスーベレーンM800の胴軸にヒビが入っているではないか、まだインクは漏れてないが気になって仕方がない。そして、翌日水曜日なんとか仕事を午前中に終わらせて午後から大阪へ行くことになった。

さてこのまま修理に出すと代わりの万年筆が無いがどうするか?もう一本買ってみるかな いやいや去年買った(スーベレーン)時に嫁にはもうこの一本で買わないからと約束していた。
なんせ高いんでもう一本となると説得するまで、喧嘩にもなるし、あれこれ相当時間がかかる。ここはヘソクリの出番だなと思った瞬間であった。ヘソクリなら高かろうが安かろうが問題なし、後から嫁に「また買ったの?」と言われたら「安く買えたのだよラッキーだった」とさえ言えばいいだけの話である。

さぁてどうしよう、去年の店場合、店頭で買える値段では一番安いところでかったんですが・・・・うん????
別に不満を感じていたわけではない、しかし、ペン先の調整をしているとか言ってたけど、こちらに合わせた調整ではなかったようなと振り返る。なんか引っかかる、それに買う時の対応も悪かったし、領収書はおろかレシートも(たぶん)貰ってない。初めてでわからない事ばかりだったのに適当だったし、その時を思い出したらなんか腹が立つ!!もうあんな店いかんわ。
 実はしっかりと合わせて調整してくれる店も知っていた。しかし、定価売りと聞いてそこへは行かなかったのです。
もう腹は決まっていた今年はあの店(定価)にいくぞ。高くても平気だ!なんでもこい。

電車に揺られて1時間ぐらい、さらに徒歩20分ぐらいでようやく店に到着!!電車に乗る前、電話で来店すると伝えてあった。
「○○さん?」はいそうです。しかし、女性の先客がいた。その方はもうどれにするか決めて待っている状態で30分ぐらいたったくらいでようやくこちらに順番がまわってきた。まず、修理のスーベレーンの話になって胴軸のヒビについては「このまま使い続けると遅かれ早かれ交換になるますよ、修理代は1万ぐらいですどうしますか?」と店主さん、もちろん修理とさらにペン先の調整もしていただくようお願いしました。
 さていよいよ、2本目へ話が移っていきました。進められたのはスーベレーンとよく比較されるモンブランの マイスターシュテック 146 であった。試し書きをしたが悪くない、が、家で落ち着いて書くのと店で書くとでは緊張もしているし、なにやらしっくりこない。なんかわからんなぁ 「すいません、さらに胴軸が太いのありますか?」次に持ってきたのはやはりあれです マイスターシュティック149。確かに書く感触がかなりよくなった感じだ。さらに「他のメーカーで比較できるものはありますか?」と私。次に持って来たのは デルタのドルチェビータ、さっそく書いてみる。これはこれでいい感じだ!さてどうしようどちらでも良い感じだ。20分くらいあーでもないこーでもないと見ている前で試し書きをして悩みに悩んでマイスターシュティック149に決めた。ここ最近のモンブランの世間での評判はブランドイメージが強くなったとか時計とかいろいろな物に手を伸ばしているとかネガティブなイメージがあったが、決め手になったのはこの店主さんは元モンブラン出身の方で約33年間、数十万本の万年筆のペン先直し、調整を手掛けてきた人であったって事でマイスターシュティックなんざ慣れるに慣れているだろうと思ったからなんですが。値段は10万少し超えるくらい
さて買うと決まったら出来る限り良い仕事をしてほしい。「そういえばケースもなんかいいのありますか?」と持って来たのは2本くらい入る万年筆専用のケースが1万4千円でよしこれにします。総額は12万くらい、もちろん値切る事は一切していない。その後の作業に影響がでたら台無しだ。しかし、店主さんのお気持ちでいくらかは安くなっていました。もちろん現金払いが基本ですね笑顔が絶えません。
この方の対応は紳士でしたね。品物の包装もすごく丁寧でしたし、何より安心できました。
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さっそく家について書いてみる
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比較です。左が今回のマイスターシュティック、右が以前に書いたスーベレーン(ペン先調整はいい加減)確かに書きやすくなった。
これまでは3、6.8、9なんか書きにくいと思っていたけどこれは気にならない。
なんかすごくしなやかに紙の上を滑る感じだ。スーベレーンでは修正テープの上に書こうするとべりべりっとエグってしまっていたのが、これではちゃんと書けるではないか。スーベレーンも修理ついでに調整もお願いしているので楽しみです。良ければ結果と店名を出しますね。
はぁ~この一年間何をしていたのかと振り返る。



おまけ
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数年前のもの今は裏をメモ帳代わりに使っているのが出てきた
汚いな~

さて金曜日の場帳を書こう。